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慶應義塾大学SFC研究所
上席所員(訪問) 松村 太郎
インタビューを読む
動いた結果が、肩書きに
ブック・コーディネイター/
アイデア・プランナー 内沼晋太郎
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内沼晋太郎

動いた結果が、肩書きに

ブック・コーディネイター/アイデア・プランナー 内沼晋太郎

「本とアイデア」のレーベル「numabooks」主宰。1980年生まれ。一橋大学商学部卒(ブランド論)。展示会主催会社にて出版業界の見本市を担当後、退社しフリーに。2003年「本と人との出会い」をテーマに活動する任意団体「book pick orchestra」を立ち上げ、その活動は多くのテレビ・新聞・雑誌などで紹介される。現在はブック・コーディネイター/アイデア・プランナーとして、アパレルやカフェ等の書籍コーナーのプロデュース、エステサロン等の閲覧用書籍のセレクトなど、本を媒介とした空間のブランディングをメインに幅広く活動中。自身のウェブサ イトはnumabooks。(取材日:2007年3月3日)

25歳までは好き勝手やる


大学でビジネスを学ぶ中で、自分たちの雑誌を書店で売りたいと思い、動いたことがきっかけで出版業界の仕組みに興味をもつ。ちょうど佐野眞一氏の『誰が本を殺すのか』がベストセラーになったころでもあった。そうして、出版業界のビジネスショーを主催している展示会主催会社に入社し、すぐにその担当となり一連の業務を経験する。


「会社に入って、「何をやるか」だけではなく「誰とやるか」がすごく大事だと気づきました。他にやりたいことが見えてきたこともあって3ヶ月で辞めました。まずは25歳を期限に好き勝手やってみようと決めたんです。だめなら戻ってくればいい。よく入社3年はやれっていうけど、別の可能性に賭けてみたんです」。


過去は後づけで正当化する


「この頃からじぶんの気持ちや衝動を正当化できるようになりました(笑)。最初はやりたいかどうかだけ。理由はいらない。でも、仕事になってくると説明がいる。だから過去を理由づけする。過去をポジティブに書き換える。いい悪いに限らず、それは正しかったということで。


だからこういうインタビューもいいですよね。また半年後にやりましょう。違うこと言ってるかも(笑)。今、こうなっているのはあれがあったから。過去は常に自分の財産ですね。」。


肩書きではなく、行動から


人と本に関わる仕事をすると決めて本屋やイベント、ネットの古書店を始める。取り組んだ結果として声がかかった仕事を、さらに展開していくために自ら「ブック・コーディネイター」という肩書きをつける。


「一見するとわかりにくいことの方が、考えられるからいいですよ。じぶんの考える編集は、だれかのつよいおもいやメッセージを他のだれかに、いい感じにみせてあげることです。僕自身にはいまのところ、つよいメッセージはないんです。編集の側のほうが向いていると思ってます。」