10年、続ける個人メディア
慶應義塾大学SFC研究所
上席所員(訪問) 松村 太郎
インタビューを読む
動いた結果が、肩書きに
ブック・コーディネイター/
アイデア・プランナー 内沼晋太郎
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内沼晋太郎

動いた結果が、肩書きに

ブック・コーディネイター/アイデア・プランナー 内沼晋太郎

「本とアイデア」のレーベル「numabooks」主宰。1980年生まれ。一橋大学商学部卒(ブランド論)。展示会主催会社にて出版業界の見本市を担当後、退社しフリーに。2003年「本と人との出会い」をテーマに活動する任意団体「book pick orchestra」を立ち上げ、その活動は多くのテレビ・新聞・雑誌などで紹介される。現在はブック・コーディネイター/アイデア・プランナーとして、アパレルやカフェ等の書籍コーナーのプロデュース、エステサロン等の閲覧用書籍のセレクトなど、本を媒介とした空間のブランディングをメインに幅広く活動中。自身のウェブサ イトはnumabooks。(取材日:2007年3月3日)

本からはじまる


内沼晋太郎との縁は本。麹町にあるA/Z ブックカフェでイベントを通じて出会う。それ以前にも雑誌のインタビューや編集学校「スーパースクール」で話を聞いていた。今回は六本木ヒルズの49階、アカデミーヒルズでインタビュー。内沼晋太郎はライブラリーの本棚を見て「この棚、俺にまかせてほしいなぁ」と一言。「じぶんならもっとよくできる」と聞こえた。内沼の仕事への思い入れをみる。


ビジネス=好きなことで生きる手段


中学受験で入った男子校時代はバンドを組んで音楽をつくり、美術部で油絵に挑戦し、一人で詩をつくる。


「とにかくなにかを表現したくて。今思うとモテたかったんですね。生み出せる人がかっこいいと思ってた。その頃、本気でミュージシャンになりたかった。音楽をつくりながらレーベルを立ち上げて、プロデュースもやるコーネリアスが自分のモデルでした。海外で評価されていて、個人の表現がビジネスや世界に通じている。僕は好きな表現で食っていきたかったから、大学はビジネスを学べる商学部を選んだ」。


じぶんにお金は払えない


大学時代はバンド活動、広告ユニット、雑誌サークルの立ち上げなど表現活動を続ける中で考えが変わっていく。


「あるときじぶんの音楽を聴いていたら『これがもしCD屋に並んでても、おれも買わないな』と思った。ミュージシャンとしての才能はないんじゃないかと。そこで音楽をつくる側からサポートやプロデュースする側になろうと決めたんです。」